ベーリンガーインゲルハイム
リヨン/サン・プリーストに6,500万ユーロを投資
- ベーリンガーインゲルハイム、世界的に拡大している養鶏用ワクチンの需要に対応するため、フランスローヌ県サン・プリースト市リヨン・ポルト・デ・ザルプ工場(Lyon Portes-des-Alpes:LPA)に6500万ユーロの投資を行い最新鋭の製造施設を増設
- 今回の投資は、リヨンを同社の重要拠点の一つとして位置づけていることの表れであり、今後のアニマルヘルス市場の成長が期待される
報道関係者向け情報
このホームページでは、国内の報道関係者の方々を対象に、ベーリンガーインゲルハイムジャパングループ各社の情報ならびに関連情報をご提供しています。一般の方に対する情報提供を目的としたものではありませんのでご了承ください。
当プレスリリースについて
この資料は、ドイツのベーリンガーインゲルハイム(Boehringer Ingelheim GmbH)が4月11日に発表したプレスリリースを日本語に翻訳したものです。なお、日本の法規制などの観点から一部、削除、改変または追記している部分があります。この資料の内容および解釈についてはオリジナルが優先することをご了承ください。
2018年4月11日 フランス/リヨン
バイオ関連企業が多く進出するリヨン・ジェルランの中心地に新生アニマルヘルスのフランスにおけるヘッドオフィスを開設してから6ヵ月後、ベーリンガーインゲルハイムはこの地でさらに6,500万ユーロを投資することを発表し、今後も同地域での事業を継続することを確認しました。
ドイツに本社を置く同グループによる投資により、5,700平方メートルにおよぶLPAの増設工事は既に始まっています。F2IVE(Formulation and Filling of Inactivated Vaccines Extension)と呼ばれるこの大規模プロジェクトでは、主に世界市場向けの鶏用不活化ワクチンの製造と出荷を目的に、約1,000平方メートルのクリーンスペースを含む3階建ての製造施設の完成を目指しています。
「世界の鶏肉消費量が増加し続ける中、鶏用ワクチンの需要が拡大しています。現在のLPAの生産体制では2020年までに飽和点に達することがわかっていました。そこで私たちは将来を予測し生産能力を強化する決断をしました。」とベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルス フランス社長のErick Leloucheは説明します。環境に配慮して設計された新しい施設は、2つの製造ライン、様々なボトル形状に対応可能な分注ラインと小分けエリアに分かれます。
新しいサイトで42もの新しい雇用を創出
この最新鋭の製造施設は2018年3月に着工し、2020年春には米国を除く世界市場向けの最初の鶏用ワクチンが出荷される見込みです。
2017年1月にサノフィとの事業交換によりメリアルが移管されてから15カ月後に発表された今回の投資により、保守管理者や製造技術者など認定オペレーションスタッフを中心に42の新しい雇用が創出されます。
「今回の規模の投資は、契約締結時の約束どおりアニマルヘルスの成長戦略の中心にフランスとリヨンを置くというベーリンガーインゲルハイムの明確な意図を形にしたものです。」とErick Leloucheは語っています。
これまで22年間、LPAには3億5,000万ユーロ以上が投資されています。今回の追加投資により、不活化ワクチンの生産能力は3倍程度増えると見込んでいます。

Photo credit:AMPLITUDE ARCHITECTES
ベーリンガーインゲルハイムについて
研究開発主導型の製薬企業ベーリンガーインゲルハイムは、130年以上にわたり、医療用医薬品と動物用医薬品において革新的な医薬品を提供してきました。ベーリンガーインゲルハイムは世界におけるトップ20製薬企業の1つで、株式を公開しない独立した企業形態を維持しています。約50,000人の社員が、医療用医薬品、アニマルヘルスおよびバイオ医薬品の受託製造の3つの事業分野において、革新的な製品開発を通した価値の創出に日々取り組んでいます。2016年度、ベーリンガーインゲルハイムは159億ユーロ(1兆9,133億円)の売上高を達成しました。30億ユーロを超える研究開発費は売上の19.6%に相当します。
ベーリンガーインゲルハイムにとって社会的責任を負うのは当然のことです。「Making More Health(人々のより良い健康の実現を目指して)」などの社会的なプロジェクトへの関与はそのためです。ベーリンガーインゲルハイムは社員の多様性を促し、社員の様々な経験やスキルの活用を積極的に進めています。また、環境保護と持続可能な社会の実現に向けて全力を尽くしています。
日本では日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社が医療用医薬品ビジネス、ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルス ジャパン株式会社が動物用医薬品ビジネス、そしてベーリンガーインゲルハイム製薬株式会社が医療用医薬品製造を担っており、ベーリンガーインゲルハイム ジャパン株式会社が上記3つの事業会社にサービスを提供しています。
詳細は下記をご参照ください。
http://www.boehringer-ingelheim.com/
(ベーリンガーインゲルハイム)
http://www.boehringer-ingelheim.jp/
(ベーリンガーインゲルハイム ジャパン)