1991年、フベルトゥス・リーブレヒト氏の逝去後、世界の製薬業界を取り巻く激しい変化と、医療費の増大に対応し、研究開発主導型の製薬企業として地位を確保するために、ベーリンガーインゲルハイムの株主会は、新たな会社の方向性を示しました。
初めて、ベーリンガー一族でない取締役を任命したのです。ベーリンガー一族とヴォン・バウムバッハ一族は、一般企業の監査役会に準ずる、株主会に在席し続けました。
また、研究開発を再構築し、既存の資源をより効率的に活用し、革新的な製品をより早く上市できる体制を整えました。
我々のビジョンである、「Value through Innovation - 革新による価値のクリエーション」を全面に打ち出し、社内に浸透させました。このビジョンは、ベーリンガーインゲルハイムの企業文化を作り、グローバル企業としての将来の方向性を示すものです。1994年秋に、インターナショナル経営会議が開かれた際、このビジョンが初めて共有されました。
以降、全世界でビジョンを紹介するイベントが開催され、グローバル全体でビジョンが共有されました。
「Value through Innovation」は、協力の精神を表しており、これからも社員を鼓舞し続け、個々の強みや個性を伸ばす人財育成を行っています。
これまでの方針「ビジョン&リーダーシップ」は、Lead & Learnに集約されました。価値は、革新を通じて形作られることこと、将来のチャレンジにどのように立ち向かうべきか、チームとして協業することの大切さが示されています。
フベルトゥス・リーブレヒト氏が、7月27日に逝去する
1月1日、アルベルト・ベーリンガーJr.の義理の息子に当たる、エーリッヒ・フォン・バウムバッハ氏が、株主会会長に指名される。時同じくして、ヘリベルト・ヨハン氏が取締役会会長に指名される。BI史上初めて、ベーリンガー一族でない者がベーリンガーインゲルハイムの取締役会会長を担うこととなる。
ドイツ医薬品事業の拠点であったインゲルハイムとビーベラッハの2拠点を、1つの管理下に集約する。後に、研究開発活動はビーベラッハに、バイオ医薬品を除く全ての生産はインゲルハイムに集約される。
ウィーンにある分子病理学研究所(IMP)が完全にベーリンガーインゲルハイム所有となる。
イプラトロピウム/サルブタモール配合のCOPD治療薬Combivent®を、1995年に発売する。
ベーリンガーインゲルハイム史上初めて、グローバル研究開発費が10億独マルク(5億1,000万ユーロ)を超える。社員数は24,277人に増加。
前立腺肥大症治療薬のAlna®、Flomax®を、1996年に発売する。
関節リウマチを適応とした消炎・鎮痛薬モービック®を発売する。
HIV/AIDSの母子感染リスク抑制に用いられるビラミューン®を、1997年に発売する。
パーキンソン病治療薬ビ・シフロール®を、1997年に発売する。2006年には、むずむず脚症候群の適応症を取得する。
新しいコーポレートロゴをグローバル全体にて採用する。インゲルハイムの宮殿をモチーフにし、デザインがさらに洗練される。
脳卒中治療薬Aggrenox®を、1998年に発売する。
ベーリンガーインゲルハイムKGとDr. Karl Thomae GmbHが合併し、ベーリンガーインゲルハイムファーマ が誕生する。
ベーキングパウダー部門のBoehringer Ingelheim Backmittel GmbHを売却する。
高血圧症治療薬ミカルディス®を、1999年に発売する。
ベーリンガーインゲルハイムとウィーンのオーストリア科学アカデミーが共同で、分子生物工学研究所(IMBA)を設立する。
心筋梗塞治療薬Metalyse®を、2000年に発売する。
インゲルハイムに新本社社屋となるベーリンガーインゲルハイムセンターが完成する。
COPD治療薬のスピリーバ®が発売される。
インゲルハイムに、18億ユーロを投じた新たな原薬製造工場が完成する。
バイオ医薬活性成分の生産施設がビーベラッハが完成する。単一の投資としては最高額の2億2,500万ユーロとなる。
マイクロシステム技術で有力なSTEAG AG Essen社より、マイクロパーツ社を買収する。社名をベーリンガーインゲルハイム マイクロパーツ社に変更。
抗HIV薬Aptivus®を、2005年に発売する。
ベーリンガーインゲルハイムが、ファミリー・フレンド賞の、「仕事と家族」部門で認められ、ファミリー・フレンド賞を授与される。
クリスチャン・ベーリンガー氏が株主会会長に指名され、最高意思決定機関が創業者直系の子孫に16年ぶりに戻る。
レスピマット®吸入器の生産能力を拡大するため、7億ユーロを投じ生産設備を拡大する。
サイエンス誌が実施したトップ・エンプロイヤー(優れた企業)調査2007で、ベーリンガーインゲルハイムが製薬・バイオ関連企業で最高の企業であるとの評価を受ける。
新規経口抗凝固薬プラザキサ®を、2008年3月に発売する。
インゲルハイムに、4,900万ユーロを投じたLogiPackセンターが完成する。14ラインを有し、年間2億5,000万個の製剤パッケージ生産が可能に。
フベルトゥス・フォン・バウムバッハ氏が、取締役会に就任し、財務とアニマルヘルス部門の責任者に。フベルトゥス・リーブレヒト氏が1991年に没して以来、ベーリンガー一族が取締役会の一員となる。
5月6日、世界に革新的な抗凝固剤を供給するための生産拠点(PUROS)を操業開始する。この増築工事コストは6,400万ユーロで、ライン-ヘッセン地域にある、製薬会社の中で最も大きな金額を投じた。3つの複雑なプロセスを踏みながら、新製品の活性成分を含有するペレットを生産する工場から、60名の雇用機会を生み出す。
ベーリンガーインゲルハイム、125周年を祝う。